加藤隆史教授、高分子学会賞を受賞

本GCOEの推進者である加藤隆史教授(工学系研究科・化学生命工学専攻)が、平成21年度の高分子学会賞(科学部門)を「分子配列と相互作用の制御による機能性高分子集合体の創製」という題目で受賞されました。


加藤教授

以前にも紹介した通り、加藤教授は液晶・機能性高分子の研究に永年携わり、超分子材料の先駆けとなった超分子液晶の創製にはじまり、電場や機械的刺激に応じて発光色などの性質を変える液晶の開発、イオン伝導を行う機能性液晶の開発、液晶ゲルの発見など、多くの先駆的な業績を挙げておられます。また、最近は、自然界におけるバイオミネラリゼーションにならい、高分子と無機の複合化したハイブリッド材料も作っておられます(詳細はこちら)。今回の受賞は、これらの成果が評価されてのものです。

加藤教授の受賞をお喜び申し上げると同時に、さらなる研究の発展を祈念いたします。