夏期学校開催

7月24・25日の両日、神奈川県葉山町の「湘南国際村」にて、夏季化学英語演習特別コース(Summer Intensive Course of Academic English for Chemistry in Shonan)が開催されました。当拠点では英語学習を重視し、博士課程・修士課程の学生を対象として英会話・論理的な英文の書き方などの講義を行っています。今回はいつもの教室を飛び出し、夏期学校という形で英語漬けの2日間を過ごすこととなりました。
当日はあいにくの天気でしたが、学生36名、講師としてT. Wright, J. Pastulka, J. Miller, P. McGuire, D. Taylorの5名の先生が参加。またMark Bowen, Paul Boltonの両博士を招き、特別講演をいただきました。

現地到着後、まず4クラスに分かれてのセミナー開始。3時限に分けて、各先生から講義をいただきました。内容の方は先生によってプレゼン術あり、ディスカッション形式あり、レクチャー形式ありとバラエティに富んだ内容。先生方は盛り上げ上手で楽しい授業ではありますが、受け答えをする方にとってはかなりハードです。普段とは違う思考回路をフル回転させるうち、みなだんだんとサマになってきていたのはさすがでした。


各クラスに分かれ、少人数でのレクチャー。

午後からは各自準備してきたポスターを掲示し、プレゼン・質疑応答を行うポスターセッションが行われました。英語で、必ずしも化学の専門家ではない先生方に研究内容を理解していただくのは至難の業ですが、なかなか要領よくこなしていた人もいたようで、このあたりは語学力のみならず総合的な実力が問われるところです。厳正な審査の結果、5名が優秀ポスター賞に選ばれました。



盛り上がるポスターセッション。

先生による厳正な審査にも余裕の表情。

優秀ポスター賞のみなさん。

1日目夕方と2日目昼には、スペシャルレクチャーとして2人の先生方に講演をいただきました。ブラウン運動放射線によるがん治療というかなり高度なテーマながら、終了後には多くの質問が出て活発な議論が交わされるなど、2日間の英語授業の成果は十分に出ていたようです。



会場前にて集合写真。

楽しく、ハードながら大変に充実したサマースクールでした。