菅裕明教授、産学官連携功労者表彰

 菅裕明教授(理学系研究科化学専攻)が、産学官連携功労者表彰(内閣府主催)において、日本学術会議会長賞を受賞しました。これは大学、公的研究機関、企業等の産学官連携活動において、大きな成果を収め、また、先導的な取組を行う等、産学官連携の推進に多大な貢献をした優れた成功事例に関し、その功績を称えるもので、今回が第9回目になります。


菅 裕明教授

 菅教授は触媒としてはたらくRNA(リボザイム)の研究をベースに、極めて多様な環状ペプチドを系統的に合成する技術を編み出し、これを新薬創り に生かす研究を行っています。この技術を元にスタートしたペプチドリーム社は製薬業界から大きな注目を集めており、各社と提携したプロジェクトが進められています。


菅教授の開発した「フレキシザイム」

 今回の受賞は、先端科学を直接産業とリンクさせた産学連携の先駆的な成功事例として、高く評価されたものです。今後のさらなる活躍をお祈り申し上げます。